AWS BuilderCards 第2版はどんなアップデートがされたのか
はじめに
こんにちは。AWS事業本部コンサルティング部に所属している和田響です。
AWS re:Invent 2024でアップデートのあったAWS BuilderCardsを先ほど入手できました。
この記事では具体的にどのような変更がされているのかをまとめてみます。
現在AWS re:Invent 2024の会場内でAWS BuilderCardsの初版と第2版を所持しているのはきっと私だけだと思うので、誰よりも早い比較ブログを記載します。
AWS BuilderCardsのアップデート
AWS BuilderCardsは現在開催されているre:Invent 2024にてsecond edition(第2版)がリリースされています。
先にお伝えしておくと、第2版になってルールがガラッと変わるようなことはなく、基本的には初版のルールをベースによりシンプルになった印象です。
大きく分けて以下の3つの変更がありますが、この記事では「ゲームルール」と「カードデザイン」に焦点を当て、内容をまとめてみます。
- ゲームルール
- カードデザイン
- Generative AI Add-On Pack
変更点
ゲームルール
第2版リリースにおける1番の変更点は「TCOの廃止」です。
初版のルールではTCO (total cost ofownership)とAWSome creditsの2つのコストが存在しましたが、第2版ではTCO(黒の数字)は廃止されます。
引用:https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202405/japanese-builder-cards/
TCOの廃止によりルールがシンプルになりました。
これまで「え〜黒のコストが4で〜、オレンジが3で〜」みたいなことを考えながらプレーしてましたが、第2版ではコストが1種類になり考えることが少なくなりました。
ゲームをしていると感じますが、「TCOが足らない」という自体に滅多に遭遇しないため、実質機能していない状態でした。このアップデートにより、TCOで購入していたBuildersCardは「1ターンに1枚もらえる」という仕様に変更されています。
カードデザイン
第2版ではカードデザインが格段によくなったと思います。
把握できている変更点をされぞれまとめてみます。
Quick Reference Cardの追加
第2版では基本的なルールやゲームの流れが記載されたカードが封入されています。
初めてだと複雑なルールですが、ゲームの流れが一枚のカードにまとめられてるのは非常に嬉しいですね。
これまでは以下のAWS Blogを横に置いてプレーしてましたが、今後はこのカードと睨めっこすることになりそうです。
イベントのイラスト化
ゲーム中で発生する以下のイベントをイラストで表現するように変更されました。
- カードを1枚引く
- 購入回数を1回増やす
- 効果を使用後、このカードはリタイアする
変更前と変更後を比べてみるとだいぶスッキリしてますね!
オンプレミスの記載
AWS BuilderCardsSではStarter Cards (スターターカード)という種類のカードがあり、オンプレミスのリソースが描かれています。ゲームを進めていくと徐々にStarter Cardsが少なくなっていき、AWSサービスを示すBuilderCardの割合が増えていくことになり、「オンプレミスからAWSへ!」というメッセージをゲームの中でも感じることができます。
そんなStarter Cardsですが、私の知る限り「オンプレカード」と通称している人しかいませんでした。
「Starter Cards = オンプレミス」を意識できるようにするためか、第2版からはStarter Cardsに On-Premises の記載があります。
一目でオンプレミスだとわかるのはいいですね!
その他些細だけど嬉しい変更点
大きなインパクトはないが、細部へのこだわりを感じた変更点は以下になります。
- カードの角が丸くなった
- カードケースに仕切りができた
- AWSアイコンの背景がポップになった
第1版と第2版が手元にある方はぜひ両者を見比べてみてください!
最後に
今回はAWS re:Invent 2024でアップデートのあったAWS BuilderCardsの変更点をまとめました。
よりシンプルにわかりやすくなった非常に良いアップデートだったと思います。
このブログを読んでいただいた方が、少しでもAWS BuilderCardsに興味を持っていただけたら嬉しいです。